React Table で列ごとにスタイルを当てる


こんにちは、Gaji-Labo フロントエンドエンジニアの石垣です。

今回は、 React Table で実装したテーブルに、列ごとにスタイルを当てる方法をまとめたいと思います。
今回の記事のコードとプレビューは CodeSandbox にありますので、そちらもご覧ください。

セルに統一的にスタイルを当てたい場合は td にスタイルを当てれば良いのですが、例えば背景色を変えるなど、列ごとにスタイルを指定したいケースがあると思います。
そのような場合には、以下のやり方で実装することができます。

まずは今回扱う React Table を使用したテーブルのコードを載せます。

import { useTable } from "react-table";

const Table = ({ columns, data }) => {
  const {
    getTableProps,
    getTableBodyProps,
    headerGroups,
    rows,
    prepareRow,
  } = useTable({ columns, data });

  return (
    <table {...getTableProps()}>
      <thead>
        {headerGroups.map((headerGroup) => (
          <tr {...headerGroup.getHeaderGroupProps()}>
            {headerGroup.headers.map((column) => (
              <th {...column.getHeaderProps()}>{column.render("Header")}</th>
            ))}
          </tr>
        ))}
      </thead>
      <tbody {...getTableBodyProps()}>
        {rows.map((row) => {
          prepareRow(row);
          return (
            <tr {...row.getRowProps()}>
              {row.cells.map((cell) => (
                <td {...cell.getCellProps()}>
                  {cell.render("Cell")}
                </td>
              ))}
            </tr>
          );
        })}
      </tbody>
    </table>
  );
};

const columns = [
  {
    Header: "名前",
    accessor: "name",
  },
  {
    Header: "メールアドレス",
    accessor: "email",
  },
];

const data = [
  {
    name: "A",
    email: "example@example.com",
  },
  {
    name: "B",
    email: "example@example.com",
  }
];

これは data と columns を渡してテーブルを作成する基本的なテーブルコンポーネントです。
columns にはテーブルのヘッダーとなるデータを渡し、data にはテーブルの中身となるデータを渡しています。

このコードに対して、列ごとにスタイルを当てていきます。

<tr {...row.getRowProps()}>
  {row.cells.map((cell) => (
    <td {...cell.getCellProps()} style={cell.column.style}>
      {cell.render("Cell")}
    </td>
  ))}
</tr>

まずはテーブル側のコードで、td に style={cell.column.style} を追加しています。
これは columns の各列 に style というプロパティを追加して、その値を td の style に渡しています。
続いて、 columns に style というプロパティを追加します。

const columns = [
  {
    Header: "名前",
    accessor: "name",
    style: {
      backgroundColor: "red",
    },
  },
  {
    Header: "メールアドレス",
    accessor: "email",
    style: {
      backgroundColor: "blue",
    },
  },
];

これで、テーブルのヘッダーのセルには background-color: red 、テーブルの中身のセルには barkground-color: blue が当たります。

セルごとに背景色が指定されている

今回の記事のコードとプレビューは CodeSandbox にありますので、そちらもご覧ください。

おわりに

今回は、 React Table で実装したテーブルに、列ごとにスタイルを当てる方法をまとめました。
React Table でのスタイリングの方法はいくつかありますが、今回のような方法もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

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投稿者 Ishigaki Shotaro

アシスタントエンジニアとしてHTML/CSS/JavaScriptの実装やRailsの組み込み、スタイルガイドの構築などを担当しています。 業務の中でさまざまな学びを吸収しながら、文書構造やアクセシビリティに目を向けたマークアップの学習やJavaScriptの学習などを行っています。チームに貢献できるエンジニアとなるために日々奮闘中です。