UIデザインでの「選ぶ」の意味


こんにちは、Gaji-Labo UIデザイナーの今西です。

UIデザインでの「選ぶ」ことについて、考えてみたいと思います。
「選ぶ」ことで何をしているか(何をしないか)、どういう効果があるのかを紐解きます。

情報設計の「選ぶ」

UIデザインを考える際に、提示するモノはなにか、モノに対して可能なアクションは何かを整理しながら進めます。

ユーザーが何をどう操作できるインターフェイスなのか。 アクションすることに必要な情報や表現を取捨選択しながら検討を重ねます。
ノイズになるもの、混乱の材料になるものは置かないこともポイントです。言葉の表現まで「選ぶ」ことが必要になると思います。

体験設計の「選ぶ」

UIの使用体験として、「迷わせないインターフェイス」がよいと言われます。 「迷わず自然と使えること」を目指すとすれば、何をするか、何を操作するのか、をユーザーが理解し自然と「選ぶ」ことを目指すのがよいと思います。

UIデザインとしてはユーザーが操作をする導線を設計します。 設計された導線でも、ユーザー自身が何を操作するのかを自分で「選んだ」と感じる感覚を持てるようにつくることがキモです。
UIがユーザーの道具になるためには、インターフェイスを認識して目的に対しての操作のために触れるものにならないとなりません。

操作する道具があれば、それをどう操作するのか、ユーザーが判断する材料も必要です。 精査された必要な情報を提示されれば、何をどう操作するかが分かり、判断の助けになります。

必要な判断材料をインターフェイス上に提示しておくことは、ユーザーが適切に「選ぶ」ことができる環境をUIデザインとして用意することになります。 ユーザーが適切に「選ぶ」感覚を持てることが、自然に使うUI操作の学習に繋がると思います。

「選ぶ」ことは触れる情報の整理と精査

UIデザインとして設計されてユーザーに提示するものは「選ぶ」ことで、洗練される必要があります。洗練して厳選された要素により、ユーザーがアクションすることを自ら「選ぶ」感覚を持てる状態を目指します。

UIデザインで「選ぶ」ために、何をアクションするタスクなのか、何を提示しているとアクションする判断ができるのか、デザイナーが情報や背景をよく整理して理解する必要があります。理解が深まってくると、何が提示すべきもので何が提示すべきでないものか、情報の精査ができてきます。
そのようにしてインターフェイスの導線をつくっていくと、極めてロジカルな仮説ができてきます。

UIデザインは情報の「選ぶ」ことと、「選ぶ」導線をつくることで触れるインターフェイスを作っていく作業だと考えています。

Gaji-LaboはUIデザインでプロダクトを向上させます

「開発主導でつくられた現在のデザインに問題を感じているが、インハウスデザイナーがいない」
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「独立した使い捨てのデザインではなく、既存のシステムとの連携もしっかり考えられるUIデザイナーを探している」

UIデザインに関わるお悩みごとをお持ちでしたら、まずは一度お気軽に Gaji-Labo にご相談ください。

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投稿者 Imanishi Emi

UIデザイングループリード。
制作会社でプロモーションサイトや広告のデザイン制作、受託開発会社にてサービスのUIデザインを経験し、Gaji-Laboに参加。ユーザーが使いやすいインターフェースデザインづくりと、フロントエンドで実現するUIデザインの橋渡しについて考えます。
実際にインターフェースを試したりフィクションの世界のUIにヒントをもらいながら、心地よく使えるデザインを考えるのが好き。