デザインを作っていくための「素早く作り早く出す」


プロジェクトでのデザインを作っていくためにはある程度「素早く作り早く出す」ことが求められます。
「素早く作り早く出す」していくことで課題に対してのデザインの試作を重ねていく。

プロジェクトに合わせて「素早く作り早く出す」ために考えること の記事では、開発実装でのふるまいについて書いています。
「素早く作り早く出す」という点ではデザインでも共通することもあります。今回は、デザイン側での「素早く作り早く出す」ふるまいについて書いてみたいと思います。

デザインの「素早く出すこと」「捨てやすいこと」

デザインでは、要件や課題についてデザインからの回答アプローチをします。どのように求められることに対しての方策を出すか、パターンも含めて考えます。
その際に細部や詰めからではなくまず、大まかなところからはじめていき、こだわらないことも大事です(調整はあとで整える)  。
「素早く出すこと」「捨てやすいこと」はその点で、デザインでも重視されるポイントです。

素早く出すこと

  • アイデアをまず大まかにデザインのかたちにする
  • アイデアベースでの相談や壁打ちをする
  • 時間をかけ過ぎない。

捨てやすいこと

  • デザインのパターンを複数持っておく
  • 複数デザインパターンのポイントや違いも材料として持っておき、比較検討できるようにする
  • 他のデザインとの影響する箇所やコンポーネント整合性は考慮しておく
  • 考えを深追いしない、こだわりすぎない。

デザインの素早さと難しさ

「素早く出すこと」「捨てやすいこと」のマインドは、デザインでもプロジェクトに活きる考え方です。 「素早く作り早く出す」デザインの試作を進めて、最適なデザインを検討します。
試していくことで見えるもの、試したことのフィードバックから見えるものがあります。そこから要件と課題に求められることへ最適解を見つけ出します。

試すことよりも考えることに手がまわりすぎると、時間と悩みのハマりポイントになることもあります。
手を動かす前に考えることも必要ですが、アイデアをパッとまとめて手を動かしかたちにすることも素早さでは大事なことです。考えることと手早く取り掛かることのバランスは難しいですが、捨てることあることも考慮に入れると、考えることが軽やかになるときもあります。
アイデアを捨てやすく(身軽に)、試しやすくすることで、考える素早さを持てるとも言えるかもしれません。

「素早く作り早く出す」ことでデザインを試しよりよいものを考えることをサイクルにして、デザインを進めていけるよう、引き続き心がけていきます。

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投稿者 Imanishi Emi

UIデザイングループリード。
制作会社でプロモーションサイトや広告のデザイン制作、受託開発会社にてサービスのUIデザインを経験し、Gaji-Laboに参加。ユーザーが使いやすいインターフェースデザインづくりと、フロントエンドで実現するUIデザインの橋渡しについて考えます。
実際にインターフェースを試したりフィクションの世界のUIにヒントをもらいながら、心地よく使えるデザインを考えるのが好き。