NotebookLM で公式ドキュメントを耳から学ぶ


私は移動中によくポッドキャストを聞いています。何かをしながら耳で情報を得られるのが気に入っていますし、世の中の技術者が今どんなことを考えているのかをさらっと聞けるのもとても良いんですよね。

とはいえ、開発チームのコンセプトが詰まった公式ドキュメントも、技術を深く理解するには欠かせません。ただ、これまではちゃんと時間を取って読むしかなく、移動中に学ぶことはできませんでした。

この 2 つを組み合わせられないかと思っていたところ、NotebookLM を見つけました。この記事では、NotebookLM を使って公式ドキュメントを音声化し、ポッドキャストのように耳で学ぶ方法を紹介します。公式ドキュメントを読みたいけど時間が取れないという方に、新しい学習スタイルのヒントをお届けできれば幸いです。

NotebookLM の音声解説機能

NotebookLM の音声解説機能を使うと、指定したソースをラジオ化できます。ノートブックを作成し、ソースの URL を追加して音声解説を生成するだけで使えます。カスタムプロンプトを渡すこともできるので、どんなラジオにしてほしいか簡単に指示できるのも便利です。

さらに、NotebookLM はスライド形式のまとまった資料や、テスト問題、暗記用のフラッシュカードなども生成してくれるので、音声を聞いた後に復習することもできます。

公式ドキュメント × NotebookLM

ハウツー記事や Q&A サイトで解決策を得ることもありますが、開発チームの想定を理解しないまま進めると、アップデートで破綻することもあります。公式ドキュメントは内容が充実している分、じっくり読む時間を確保しにくいのが悩みどころです。
ですが、NotebookLM を使えばこの悩みが解消されます。通勤や家事の時間を学習時間に変えられるからです。

公式ドキュメントをただ読み上げるのではなく、聞きやすいラジオ形式に変換してくれるので、移動中や家事をしながらでも自然に耳で学ぶことができます。ポッドキャストと公式ドキュメントのいいとこ取りです。

実際に使ってみて感じたこと

Ruby on Rails ガイド のビューに関するドキュメントをまとめてソースに設定し、音声解説を聞いてみたケースについてご紹介します。

そこで学んだのは、バックエンド専用の API サーバーとして Rails を使う場合でも、JSON 生成のために View を活用するケースがあるということでした。てっきりバックエンド専用なら View は使わないものだと思っていたので、その発想自体がありませんでした。

音声でざっくりと概要を把握したことで興味が湧き、さらに調べてみると最近では Serializer という専用クラスを使うことが多いということも知りました。NotebookLM がきっかけで、そこから深掘りする流れが生まれたのは良い体験でした。

もちろん深い理解には実際にドキュメントを読んだりコードを書くことも必要ですが、「学習の入口」としては効果的です。机に向かう時間がなくても、長期的な理解に向けた第一歩を踏み出せます。

まとめ

NotebookLM を使えば、公式ドキュメントを音声化して、移動中や家事をしながら耳で学べます。机に向かう時間がなくても、コンセプトを把握する第一歩を踏み出せます。

社内でこの話をしたところ、お風呂に入りながら耳で勉強しているメンバーもいました。睡眠時間を削って無理をするのではなく、隙間時間を有効活用など、長続きするやり方を選ぶメンバーが Gaji-Labo には多いと感じます。

公式ドキュメントから開発チームの意図を学ぶことは、表面的なハウツーでは得られない理解につながります。忙しい中でもそうした学びを続けることが、プロジェクト品質を保ち、チーム全体の力になっていくのだと思います。

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投稿者 Tomoki Chiba

フロントエンドエンジニア。半導体メーカーでハードウェアの研究開発後、事業会社で React/TypeScript を用いた toB サービスの開発を経験し Gaji-Labo に入社。研究開発の経験を基に粘り強く課題に向き合うのが得意です。変化に強くなるためにコードも身の回りもシンプルにすることを心がけています。