実況文化で働く Gaji-Labo に入社しました


1. はじめに

初めまして、2025 年 7 月に入社した千葉(@tom-chiba)です。

新卒で入った半導体関連メーカーで研究開発を行い、自社開発企業で建設業界向け Web アプリケーションのフロントエンド開発をしたのち、Gaji-Labo に入社しました。

これまでも良い環境で働けていたのですが、より柔軟な働き方をしたかったことと、スキルの伸び方がだいぶ緩やかになってきたことに危機感を感じたことから、フルリモートで働けてフロントエンドのスペシャリストが集まる Gaji-Labo への入社を決意しました。

入社から約 2 ヶ月が経ち、特に印象的だったのが「実況文化」です。この文化が、リモートワークの弱点を解消するだけでなく、むしろプラスに変える力を持っていることを実感しました。

2. Gaji-Labo の「実況文化」とは

Gaji-Labo では、Slack 上で自分の作業状況や考えていることをリアルタイムで共有する「実況」を推奨しています。実況は、各メンバーの専用チャンネルやプロジェクトごとのチャンネルで活発に行われています。

実際の実況では、「コンポーネントのリファクタリング スレッド」といった形で特定の課題や作業のスレッドを立て、その中で「まずは現状を確認します」「エラーが出たので調査中…」「解決しました!」といった思考や作業の過程を連続的に投稿していくスタイルが多く見られます。

一見すると単なる進捗報告のように思えるかもしれませんが、実際に体験してみると、これがリモートワークの質を大きく変える重要な仕組みだと実感しました。

2.1 隣の席で働いているような一体感

実況によって、チームメンバーが今何をしているか、どんなことで悩んでいるかがリアルタイムで見えます。困っていることを発信すればすぐに誰かが助けてくれるため、まるで同じオフィスで働いているような距離感が生まれます。

重要なのは、実況を「する」だけでなく、実況に「リアクションする」文化が根付いていることです。この双方向のコミュニケーションが、リモートでも孤立しない環境を作り出しています。

2.2 自然な知識共有

技術的な議論や発見がテキストベースで行われるため、後から見返すことができ、その場にいなかった人にも共有できます。オフィスでの雑談以上に、広範囲で効率的な知識共有が実現されています。

また、実況の中で生まれるカジュアルな技術談義や、試行錯誤の過程も貴重なナレッジとして蓄積されています。失敗談や解決方法が自然に共有されることで、チーム全体の学習速度が向上していると思います。

2.3 雑談から生まれる働きやすさ

実況をきっかけに雑談が生まれ、メンバーの人柄や考え方が見えてきます。オフィスであれば休憩室や廊下での何気ない会話から得られる相互理解を、実況を通じてオンラインでも実現しています。技術的な悩みから趣味の話まで、様々な話題が飛び交うことで、相手の考え方や性格を理解でき、コードレビューや相談もしやすくなります。リモートワークでありながら、オフィス勤務と同じくらい密なコミュニケーションが取れているのです。

3. Gaji-Labo の柔軟な働き方

実況文化により、Gaji-Labo ではリモートワークの可能性を最大限に引き出しています。

3.1 フルリモートを機能させる仕組み

多くの企業が「リモートワークの弱点」を理由に出社を求める中、Gaji-Labo は「どうすればリモートで効果的に働けるか」を追求しています。実況文化はその答えの一つです。

リモートワークには「移動時間がなく、集中できる環境で働ける」という大きなメリットがある一方で、「コミュニケーション不足」や「孤立感」といった課題がつきものです。実況文化は、これらの課題を解消しながら、チームとのつながりも保つことで、リモートワークのメリットを最大限に引き出す仕組みとなっています。

3.2 自律的な時間管理

実況によって各自の働き方が可視化されることで、お互いの状況を理解し合える環境が生まれています。作業が透明化されることで相互の信頼感が生まれ、フレックス制度も形骸化することなく実際に活用されています。集中力が切れたときの休憩、家族の用事での中抜けなど、自分の状況に合わせて働き方を調整でき、結果として高いパフォーマンスを維持しながら働くことができています。

3.3 持続可能な働き方への取り組み

基本的には「長時間労働に頼らず、効率的に成果を出す」ことを重視する文化があります。日々の残業時間を確認し、働きすぎた日があれば別の日は早めに切り上げるなど、フレックス制度を活用した稼働調整でメリハリのある働き方を実践しています。もちろん締切前など、時には踏ん張りが必要な場面もありますが、それを常態化させず、まずは方法論や仕組みで解決することを考えます。この考え方が、持続可能な働き方を実現しています。

4. おわりに

Gaji-Labo の実況文化は単なるコミュニケーション手法ではなく、リモートワークの課題を解消し、活発な知識共有を実現する画期的な仕組みだと感じています。

まだまだ学ぶことは多いですが、この実況文化の中で、自分のスキルを磨き、チームに貢献していきたいと思います。

今回紹介した実況文化以外にも、Gaji-Labo には Gaji-Labo スタイル と呼ばれる特徴的なスタイルがあります。興味を持たれた方は、ぜひ Gaji-Labo ブログ と併せてご覧ください。

これを読んでくれた方といつか一緒に実況しながら働けることを楽しみにしています。

Gaji-Labo は フロントエンドのAI開発の実績と知見があります

急速に進化するAI技術、進まないUIとの統合…。 ユーザー体験を損なわずにAIを導入したいと考えながら、実装や設計に悩み、開発が停滞している。 そんな課題を抱えるプロダクトや開発チームを、私たちは数多く支援してきました。

フロントエンド開発の専門企業である Gaji-Labo は、AIチャットや自然言語処理UIなどの設計・実装において、AIの特性を踏まえた体験設計・UI開発・運用まで、フェーズに応じたサポートが可能です。

フロントエンドでのAI導入を相談する!

Gaji-Labo フロントエンドエンジニア向けご案内資料

Gaji-Labo は新規事業やサービス開発に取り組む、事業会社・スタートアップへの支援を行っています。

弊社では、Next.js を用いた Web アプリケーションのフロントエンド開発をリードするフロントエンドエンジニアを募集しています!さまざまなプロダクトやチームに関わりながら、一緒に成長を体験しませんか?

もちろん、一緒にお仕事をしてくださるパートナーさんも随時募集中です。まずはお気軽に声をかけてください!

求人応募してみる!


投稿者 Tomoki Chiba

フロントエンドエンジニア。半導体メーカーでハードウェアの研究開発後、事業会社で React/TypeScript を用いた toB サービスの開発を経験し Gaji-Labo に入社。研究開発の経験を基に粘り強く課題に向き合うのが得意です。変化に強くなるためにコードも身の回りもシンプルにすることを心がけています。