Claude Code を実務で(理想的すぎない感じに)使っていく


こんにちは、暑いです。よしざわです。皆さんは開発に AI ツール使っていますでしょうか。 Gaji-Labo では社内のエンジニア全員に Claude Code の max プランや Cursor が配られており、日々 with AI 開発の知見を更新しています。

特に現在は Claude Code を利用した開発の浸透に力を入れており、私もここ2週間ほど Cursor から乗り換えて全力で Claude Code を利用してきました。 しかし Claude Code は CLI アプリケーションという特性もあり、理想的な使い方を追い求めるとかなりのカロリーを使うなと感じました。

そこで今回は、あえていろんな方が公開してくれている素晴らしい設定のほとんどを利用せずとも使える、ありのままの Claude Code と気持ちよく仕事をするための3つのテクニックをご紹介しようと思います。

Claude Code ができないことは自分でやろう

まず1つ目が、Claude Code ができないことは自分でやろうということです。

Claude Code の最も頭の良いモデルである Claude Opus 4 は、必要なコンテキストさえ揃えれば、多くのパターンで満足いく結果をもたらしてくれます。
しかし反対に、コンテキストの整理が難しいケースやコンポーネント作成、スタイリングの調整など、 Claude Code が苦手なタスクも多く存在しています。

そういった Calude Code が苦手なタスクを頑張ってこなさせようとすると、時間と手間と精神力を消費して得る物があまりないような結果になることが多いです。
研究が目的であればむしろここはチャンスですが、タスクの遂行が目的であれば 2~3 ラリー程度で諦めて自分でこなすことで結果的に時間も手間も精神疲労も最小に抑えられると思います。

サクッとできるならサクッとやっちゃおう

2つ目が、自分でサクッとできるなら自分がサクッとやっちゃおうということです。

前章とも通じる部分がありますが、 Claude Code に色々任せていると、このタスク自分でやったほうが早いなぁということがあります。
自分が 5 分以内にこなせるタスクであれば、コンテキストを与えたり Calude Code が作業する時間を考えると大体自分でやった方が早いと思います。

こういったケースでは、迷わず自分で実装しちゃいましょう。自分がすぐできるようなタスクは Claude Code もすぐできることが多いですが、5回に数回はなんかちょっと違ったり、全然できなかったりということが起こります。

運よくスムーズに進むケースばかりなら問題ないですが、自分がすぐできるタスクを依頼して変に手間がかかると結構なストレスがかかります。うまくいかないリスクは取らず、自力でサクッとできるなら自力でサクッとやっちゃいましょう。

自分がやる時も Claude Code を動かしておこう

最後のポイントが、自分で作業する時もとりあえず Claude Code は動かしておこうということです。

Claude Code には実装を修正せずに実装計画だけ立てる plan mode という物があり、自分で実装を行う場合でも並列で plan mode で雑に計画を立てさせることで、試していれば Claude Code ができていたのに自分でやってしまったという事故を減らすことができます。

また、適宜適当に Claude Code の計画を確認することで自分になかった視点を得られたり、作業の合間に壁打ちをすることで Claude Code に実装方針を与える練習になったりもします。

終わりに

Claude Code を完璧に使いこなすにはかなりのハードルがあります。しかし完璧に使いこなすハードルの高さに怯えて一切使わない選択をしてしまうのはとってももったいないです。

例え今すぐ理想的な使い方が出来なくても、無理せず今の最大限で活用してゆっくり理想に追いついて行ければ、それも1つの正解だと思います。この記事を見てちょっと試してみようかなと思う方が増えてくれれば嬉しいです。

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投稿者 Asato Yoshizawa

受託会社で複数のCMS開発やtoCサービスの立ち上げ、運用を経験しGaji-Laboに参加。開発速度や保守運用、プロダクト特性などを考慮できるフロントエンドエンジニアを目指しています。ブルーライトに疲れると癒しを求めて森へ向かう傾向があります。