勢いだけではじめる 1on1


この記事は Gaji-Labo Advent Calendar 2019 3日目の記事です。
こんにちわ。 Gaji-Labo の代表兼雑用担当の neotag です。今日は 1on1 について書きます。なお、1on1 についての解説はしませんので世の中にある優れた記事などを是非ご参照ください。

Gaji-Labo では今年に入ってから地道なリブランディングを進めたり OKR を導入したり、少しずつ組織に変化を起こすような取り組みを進めています。(本当はガーッと変えてしまいたいけど僕に能力がない)

ふと「仕組みは変えているけど、Gaji-Labo メンバーとの接し方が変えられていないな」という漠然とした不安が強まってきていました。
そんな折、普段お付き合いのあるスタートアップの方や身の回りの知人からも「1on1 はやったほうがいい」と言われていたことを思い出し、何もしないよりは何かしようと思い立ったのが9月ごろでした。

そのツイートにクックパッド社の @hokaccha さんから反応をもらい「やるぞー」という気持ちになったのでした。

※そういえば「色んな人に聞こう。」と言いつつほとんど誰にも聞いてないことを書いてる今気づきましたね。

1on1 をやるまえのこと

どうでもいい話ですが、僕は「ちゃんと目処が見えるまで動けない」という腰が激重な人間です。
とは言え、OKRも進んでいて状況のほうがどんどん変わっていってるのを感じているため「このままでは手遅れになる」という思いと「小さなスタートを切ろう」という思いで雑にはじめてしまうことにしました。

とは言え、1on1 は対面のメンバーが居て初めてなりたつものです。メンバーを巻き込んで派手に失敗するわけにも行かないので実施時に下記を気をつけました。

  • すでに僕の考え方をある程度理解してくれている社歴の長いメンバーから徐々に対象を広げる
    • 僕が何か間違った対応をしてしまっても話せば信頼回復できる可能性の高い人から
  • マネージャー(僕)のためではなくメンバーのための場であることの事前説明
  • 事前準備は必要なく毎回雑談から入る段取り(とその周知)
  • 時間は30分・週1回
    • 何が起きるかも分からないイベントで長時間拘束されるのは誰でも嫌だと思うので

とにかく「なんか分からないけど @neotag と話せばいいのね」という軽い気持ちでやれるように意識しました。
それ以外はノー準備。上記を決めたのも30分かかってなかったかもしれません。

実際にやってみたこと

最初は一番社歴のながいメンバーと「僕自身も手探りだから Gaji-Labo の 1on1 の形を作るのを手伝ってほしい」と伝えて開始しました。
実際の 1on1 では雑談から入り、できるだけ本人の発言からトピックを選択し僕は聞くことに集中できるよう気をつけています。
すでに2ヶ月が経過し、対象のメンバーも徐々に増やしています。

良かったこと

まだ対象人数も全員ではなく期間も短いですが、すでに下記のようなポジティブな現象感じています。
※メンバーには当然違う感想があると思いますが・・・。

  • 課題や現状に対する本人の自己認知とマネージャー視点での認知の可視化ができるようになった
  • その差を元にした本人による認識や行動の調整
  • 週1回、なんでも相談出来る場を用意することで業務において悩んでしまって手が止まるような事が減り始めた
  • マネージャーがメンバーの持つ課題感をより具体的に把握し、その課題の解決に貢献できるチャンスが増えた

反省点

たった2ヶ月でも良い効果を沢山感じていますが、当然全てが上手く行っているわけではありません。
今は下記の2つの課題に悩んでいます。

傾聴が難しい

1on1 を効果的に行うにはマネージャーは聴くことに徹することが重要とどの記事を読んでも書いています。
しかし、それが本当に難しい。。今まで自分の言葉で説明することでコミュニケーションを取ってきたため、ついつい喋りすぎてしまうと毎回反省しきりです。
これについては社歴の長いメンバーから初めたことで練習に付き合ってもらっている感じになっています。

普段の業務が上手くいっている人の 1on1 こそ難しい

現状の課題が多いと感じている人ほど聴けることが沢山あるので実は 1on1 の効果は発揮しやすいと感じています。
一方で、現状はうまく行っているが新しいことに取り組んだり新しいステージに上る必要がある人の 1on1 が難しいというのは想定外でした。

現状を切り口に話を進めても話題は膨らまず(とくに話すことがない)、かといって新しい取り組みは手探りなので言語化も難しいのだと思います。
今は、目先をコツコツと変えていくような話と、この取り組みが大きく上手く行ったと仮定した未来の話とを交互に往復したりして切り口を増やしていくトライを実施中です。

今後のこと

まずは 1on1 の対象を年明け早々にはメンバー全員に広げ、その上で下記のようなことに繋げられる場になればと思っています。

  • メンバーの成長の妨げとなるような障壁の排除
  • メンバーの成長を促進できるような状況の維持
  • 組織やマネジメントへの有益なフィードバック
  • 1on1 外での活発なフィードバックループの発生

これらを通して、個々人のキャリアパスや OKRの Key Results を積極的に伸ばしていけるような組織になれるよう Gaji-Labo 全体で取り組んでいきたいです。

ということで Gaji-Labo では neotag との 1on1 (だけじゃなく色んなこと)でグイグイ組織変化を起こしてくれる方を募集中です。

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投稿者 Harada Naotaka

受託と事業会社の両方を経験し、沢山の事業を見てみたい気持ちで Gaji-Labo を共同創業。普段は雑用やったりプロジェクトマネジメントやったり、たまにフロントエンドのコードを書いたり。直近は Gaji-Labo をデザイン会社に転換していく課題に挑戦中。期待値コントロールにステ全振り。